日々子育てをする中で、子供が危ない目に合わないように、手出し、口出し、助言など、親が期待している通りにできるように、指示や命令をしていなうでしょうか?つい、親の立場から子供は何もできない、わかっていない。と思いがちです。

しかしそうではありません。子供は大きな力と無限の可能性があります。親はその可能性と力を信じて待って任せることが大切です。しかし、この信じて待つということが、なかなか難しいことなのです。

そこで、「課題の分離」という考え方を一つの参考にしてみてください。

親の課題・子供の課題はそれぞれ別のものと考えるのです。子供は一人の人格を持った人間として存在しています。一人一人を尊敬し信頼する。その子にやってきた困難、課題についても同じです。【その行為の結果が誰に降りかかるか?】 がポイントです。宿題を例に挙げてみると、宿題をしないことで先生に怒られる。勉強が分からなくなって困る。のは子供自身です。そこで、やった方がいいかな?やるようにしよう。と子供の心が変化するかもしれません。また、宿題をやらない子供をほったらかしにすることではありません。「学校の勉強がわかるように、やった方がいいと思うよ。」とい提案することはできます。命令や押しつけではなく、いくつかの選択肢から自分で判断して決めることができるように導くことが大切です。親に言われたから、仕方なく、不満を感じて行動をすることよりも、自分なりに判断して自ら行動することで、同じ行いでも、心の持ち方で違ってくると思います。