出雲中、中学1年の冬から通い始めたAくん。
クラブチームのサッカーに所属しているため、
練習への移動時間や、試合も遠くまで行くなど
多くの時間をサッカーの活動に費やしていることから、
勉強どころか、家に帰るとクタクタです。
そんな生活の中で、「勉強との両立」に悩んでいたのが入塾当初の姿でした。
特に数学は苦手意識が強く、テストでは平均点に届かないことが続いていました。
「頑張っているのに結果が出ない」
「何から手をつけていいかわからない」
——Aくんのように、部活動を頑張る生徒の多くが抱える悩みです。
私たちの塾では、そんな生徒一人ひとりの生活リズムに合わせた学習サポートを大切にしています。
Aくんの場合も、まずは**「どこから、つまづいているのかを見つけることから」始めていきます。
計算の仕方は、わかっているところもあるし、
そんなに理解力が弱い。ということもないのですが、
まず、気になったことは、”文字が薄い”ということです。
筆圧が弱すぎて、何を書いているのか、読めないのです。
丸つけするのにも、っこれ、なんて書いてるの?
合ってるのか???
お母さまにお話をしてみると、
小さいころから鉛筆を持つことや
字を書くことが嫌いだった。
これまで、なんとかやってきたから。
ということでしたが、
今後、複雑な計算が増えてくることもあるので、
文字の表記は大切なことだと思うので、
使用する芯の濃さを変えるようにしました。
中学2年に進級し、
連立方程式の計算や一次関数、内容が難しくなる中、
Aくんは確実に力をつけてきました。
テスト前は、活動の合間をぬって自習室に通い、
学校の課題を終わらせるために熱心に問題に向かう姿が印象的でした。
そして迎えた中間テスト。
結果は——ついに 数学で初めて平均点を上回る得点!
「やればできるんだ!」という実感が、Aくんの自信につながりました。
「平均点より上だった!」という笑顔が見られたことが、嬉しかったです。
お母さまから「前より前向きになったことが嬉しい」とお言葉をいただきました。
点数アップ以上に、“学習習慣の定着”こそが、Aくんの大きな成長です。
部活と勉強の両立は、どちらかをあきらめることではありません。
大切なのは、限られた時間の中でどれだけ集中できるか、どう工夫するか。
塾では、そうした「時間の使い方」や
「学習の優先順位づけ」も丁寧に指導しています。
「サッカーも頑張りたいけど、勉強もあきらめたくない」
——そんな生徒の気持ちに寄り添い、無理のないペースで成果を出せるようサポートすることが、私たちの使命です。
これからもAくんのように、努力を積み重ねて成長していく生徒たちを、講師一同全力で応援していきます。