「算数が苦手なので。」と
通塾するようになってから、
数年が経ち、だんだんと力がついてきました。
学校の勉強がよくわかる!
「算数カンタン♪」と、
笑顔で楽しそうに勉強にするようになりました。
しかしながらこの頃
、少し元気がない様子。
小学生のFさんになんとなく暗い表情が見られるようになり、
数字や漢字などの文字が雑になってきていることが気にかかっていました。
どうしちゃったのかしら?
と、思っていたところ、
保護者様との面談で、塾での様子をお話しすると、
6年生のお兄ちゃんの卒業対策委員の活動があり、
忙しい日々を送っているということでした。
Fさんは、お母さんとこれまで関わっていた時間が少なくなってしまったことで
寂しい気持ちになっていたようです。
忙しくなっている親の気持ちは不思議と伝わってしまっていたのですね。
ご家庭では、スキンシップをとりながら過ごしていたようですが、
なんとなく気持ちが晴れないでいることが続いていたようです。
改めてお母さんもお子さんの気持ちに気付き、
今は少し試練の時期かもしれないけれど
きっと乗り越えてくれるとだろう。と。
一緒に子どものおかれている心境を理解し支えていくことで、
子どもの表情や言動が変わってくることなりました。
その後は、とっても元気になり、楽しそうに勉強に向かえるようになりました。
ほんの些細なことでも情報を共有することで、
変化が起こることを実感いたしました。