前向きな「反省」のすゝめ

私たちは自分にとって都合の悪いことを起こった場合、二通りの反応を起こします。一つは原因を他者や環境など、自分以外のものに求める反応。もう一つは、自分に原因を求める反応です。人を責めてしまうことや自分を責めることなど「誰かのせい」にすることは物事を良くしていくことが難しいのです。物事の因果関係を建設的にとらえるうえで「何か別の考え方はできないか」反論して自分を勇気づけるように、意識的に自分を振りかえって考え方をかえてみましょう。

反省して成長につなげていくことができないものかと考えてみることで、「自分の成長のために起こった出来事だ」と受け止めて、次へのエネルギーに変えていくことができるようにしていきたいです。反省して改善できることを探してみましょう。

 

私たちの身辺で次々と発生するさまざまな出来事を自分がどう受け止めているか(自分にどう説明して言い聞かせているか)が、その後の自分自身の判断や行動に影響を与えいるということです。そうした説明スタイルが無自覚に繰り返されていく中で、私たちのその後の在り方は習慣化され、方向付けられていくことにもつながります。

大切なポイントは、すでに生じた困った状況自体は、もはや変更不可能なことだということです。しかしその困った状況をどう受け止めて、事後にどう行動するかは、その人自身の考え方によって大きく変更できる可能性を持っています。建設的な考え方をする習慣をどのように養うかが人生を歩む中で重要なこととなるのです。