子どもたちは日々、いろいろな体験を通してどんどん心に変化が生まれています。卒業~入学。また、新しいクラスの友達・担任の先生、様々ことから大きなエネルギーと闘いながら心の葛藤が見え隠れしています。ひとりひとりが様々な活動通して「自分らしさ」を見出し、個性を確立していくことでしょう。
このような目には、触れないながらも、日々成長をしている子供たちに対して、どのように接していくことができるのでしょうか。
親をはじめとする周囲の大人は、干渉しすぎたり、放任しすぎたりすることなく、その言動を見守るように心がけたいものです。
本人が抱える悩みについてはよく話を聞き、共感をもって受け止め、いつでも親身になって相談に乗れるように、普段からの信頼できる関係を作ることも大切だと思います。何かあった時に相談できる、安心できる環境があることによって、子どもにとっても大きな支えとなり、自分自身で課題を克服していくことで、自信と勇気を育むことにつながっていくことでしょう。そして、またそうした機会を通して、子どもから大人が学ぶことも多くあります。「子育ての四訓」に見るように子どもの成長につれて求められる
ことも徐々に変わってきます。
社会の変化にも対応しながら、導いていくことは至難なことでもありますが、それぞれが社会
の発展に役立つ人間に成長していくことを考えて見守っていき
たいです。
(1) 乳児はしっかり 肌を離すな
(2) 幼児は肌を離せ 手を離すな
(3) 少年は手を離せ 目を離すな
(4) 青年は目を離せ 心を離すな
『日本時事評論』