夕方になると、「塾かぁ、ちょっと眠いな…」なんてつぶやくお子さん、多いですよね。
小学生・中学生にとって、学校が終わった後の塾は決して楽なスケジュールではありません。ですが、そんな中でも「行ってみたら意外と頑張れた!」という声をよく聞きます。

実際、当塾に通う生徒さんたちも最初は「今日は疲れたから行きたくないなぁ」という日があります。
けれど、いざ教室に来てみると、同じように頑張る仲間の姿や、先生の「今日もよく来たね!」という声かけに背中を押され、自然と集中モードに切り替わっていきます。

勉強は、やる気が出てから始めるものではなく、「始めたらやる気が出てくる」もの。
その最初の一歩を踏み出す力こそ、塾で身につく大切な力のひとつです。

授業中、眠そうだった生徒がだんだんと目の色を変えて問題に取り組み、終わったあとに「今日も頑張れた!」と笑顔で帰っていく——そんな姿を見ると、私たち講師も心から嬉しくなります。

お家では「早く支度して!」と言いたくなる時もあるかもしれません。けれど、「眠いのに頑張って行く」という経験そのものが、お子さんの「続ける力」や「切り替える力」を育てています。

塾は、ただ勉強する場所ではなく、“気持ちを前向きにする場所”でもあります。
行くまでは少し億劫でも、行ってみたら案外できる。
その小さな積み重ねが、やがて大きな自信へとつながっていくのです。

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今日もまた、「眠いけど頑張って行こう」と一歩踏み出す姿に拍手を。
その一歩が、お子さんの成長の証です。