中学2年生の春、Aくんは数学に少し苦手意識を持っていました。特に、1年生の終わりごろから始まった「比例・反比例」でつまずき、2年生の「一次関数」では、グラフの意味も計算の手順もよくわからない状態に。テスト前は「とりあえず公式を覚えよう」と頑張っていましたが、問題のパターンが変わると全く解けなくなってしまいました。
そんな時、お母さまの勧めで当塾に通うことに。入塾当初のAくんは、どちらかというと控えめな性格で、自分から質問するのも少し苦手でした。講師はまず、Aくんの「どこでつまずいているか」を丁寧に分析し、比例・反比例の復習からスタート。グラフの意味を「数字の関係を線で表すもの」として視覚的に理解できるよう、実際に点を打ちながら説明しました。
すると、Aくんの中で少しずつ「なるほど!」という感覚が増えていきました。一次関数の式 を「傾き」と「切片」の意味から理解できるようになると、グラフ問題への苦手意識も和らぎました。特に、「aの値が変わるとグラフの傾きが変わる」というポイントを掴んでからは、グラフを見る目が変わったようです。
また、サッカー部で忙しい中でも、塾の宿題をうまくこなす工夫もできるようになりました。塾では「短時間でも集中して解くコツ」や「テスト前の優先順位の立て方」など、勉強習慣そのものもサポート。自分のペースで理解を積み重ねることで、徐々に「できる!」という自信が芽生えていきました。
夏の期末テストでは、数学の点数が前回よりも20点アップ! 特に一次関数の大問でほとんど満点を取れたときは、Aくん自身も「やっと努力が報われた」と嬉しそうに話してくれました。今では、新しい単元でも「最初に理解しておこう」という前向きな姿勢が見られます。
お母さまからは、「塾に行って本当に良かったです。家では勉強のことであまり口出ししなくても、自分から机に向かうようになりました」と嬉しいお言葉をいただきました。
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一次関数のような「抽象的に感じる単元」も、正しいステップで学べば必ず理解できます。Aくんのように、「苦手」を「得意」に変えるきっかけを、私たちは一人ひとりに合わせてサポートしています。

