今回、中学2年生の生徒が通知表で数学の評価が4から5になりました。

保護者の方からは、
「家では勉強しているように見えるのに、なかなか成績につながらない…。」
そんな悩みをよくお聞きします。

実は、この生徒も以前は同じような状況でした。

勉強時間は決して少なくありません。しかし、わからない問題に出会うと、

「先生、教えてください。」とすぐに答えを求めることが多く、

自分で考える前に学習が止まってしまうことがありました。

そこで私たちは、すぐに答えを教えるのではなく、「まずは解説を読んでみよう」

「どこまで理解できたかな」と声を掛けながら、

自分の力で理解しようとする習慣づくりを続けました。

少しずつ変化が見られるようになりました。

「ここまでは自分でわかった。」
「この部分だけ教えてください。」
そんな言葉が自然と出てくるようになったのです。

自分で考える時間が増えると、理解は確実に深まり、

同じような問題にも自信を持って取り組めるようになりました。

今回の通知表で数学が4から5へ上がったのは、単にテストの点数だけではありません。

日々の授業への取り組みや、自ら学ぼうとする姿勢が先生にも伝わり、評価につながったのだと思います。

子どもの力は、「教えてもらう」ことだけでは大きく伸びません。

自分で考え、わかった喜びを積み重ねることで、本来持っている力が少しずつ花開いていきます。

「うちの子は、すぐに『わからない』と言ってしまう。」
「家では何から始めればいいかわからず止まってしまう。」

そんなお子さまも少なくありません。

だからこそ私たちは、一人ひとりのペースに寄り添いながら、「自ら学ぶ力」を育てることを大切にしています。

通知表の「5」はゴールではなく、お子さまが自信を持って学び続けられるようになった、その成長の証だと私たちは考えています。