「子どもの身体を育てるのは食べ物。心を育てるのは言葉。」
この言葉を目にしたとき、とても深く心に残りました。
私たち親は、子どもの健康を願って毎日の食事を考えます。
栄養のバランスを気にしたり、「ちゃんと食べたかな」と心配したり…。
身体の成長を願う気持ちは、どのご家庭でも同じではないでしょうか。
一方で、心は何によって育つのでしょう。
それは、毎日交わされる何気ない言葉なのかもしれません。
「頑張っているね。」
「昨日より成長したね。」
「困ったら一緒に考えよう。」
「あなたならきっと大丈夫。」
そんな言葉は、子どもの心に安心感や自信という栄養を届けてくれます。
反対に、忙しさや焦りから
「なんでできないの?」
「早くしなさい。」
という言葉が続くと、
子どもは「自分はできない」
と思い込んでしまうこともあります。
もちろん、親も毎日完璧ではありません。
仕事や家事に追われ、つい強い言葉になってしまう日もあります。
だからこそ、大切なのは「いつも優しく話すこと」
ではなく、「子どもの気持ちを理解しよう」
と向き合う姿勢なのだと思います。
夏休みは、子どもと過ごす時間が長くなる分、
普段は気づかなかった一面が見えたり、
接し方に悩んだりすることもあります。
私自身、子どもとの関わりについて学ぶ
「親業」の講座や、メンタルケア、道徳教育
などの書物等を通して学び続けています。
その中で強く感じるのは、子どもは「認めてもらえた」
「分かってもらえた」と感じたときに、
安心して前へ進めるということです。
明勝学院でも、成績だけでなく、
一人ひとりとの対話を大切にしています。
「どうして解けなかったの?」
ではなく、 「どこで困ったのかな?」
「もっと頑張って。」
ではなく、 「昨日よりできるようになったね。」
そんな言葉の積み重ねが、
自ら学ぶ力や挑戦する勇気につながっていくと信じています。
身体は毎日の食事で少しずつ育つように、
心も毎日の言葉で少しずつ育ちます。
今日の一言が、
子どもの明日の自信につながるかもしれません。
私たちは、保護者の皆様とともに、
子どもたちの身体だけでなく、
心の成長も大切に育んでいきたいと思っています。

